OJI PHARMA

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OJI Beyond the Boundaries

“Technology Evolves with Forests” Oji Pharma pursues drug creation from wood components. “Technology Evolves with Forests” Oji Pharma pursues drug creation from wood components.

なぜ、
植物原料の時代なのか

動物原料に代わるものとして、植物原料の使用が期待されています。
理由として挙げられるのが、人畜共通感染症のリスク低減、環境負荷の低減、
トレーサビリティ向上など。王子ファーマの目標は、安全・安心な医薬品開発。
現在、安定供給のための基盤づくりを進めています。

  • Safety Safety
  • Sustainable Sustainable
  • Traceability Traceability

製紙と製薬──
王子グループ独自の挑戦

王子グループは、100年以上にわたり、日本の紙づくりを支えてきました。
根底にあるのは、木を植えて育てるという姿勢。「森のリサイクル」を行動指針に掲げ、
持続可能な森林経営を続けてきたのです。王子ファーマは、こうした歴史を踏まえ、
製紙の知見を生かしながら、製薬に木質資源を役立てる研究・開発をおこなっています。

セルロースは紙に、
ヘミセルロースは
医薬品に

木材の成分比率は、約50%がセルロース、約25%がヘミセルロースです(残りの約25%はリグニンなど)。セルロースは、紙や繊維の原材料として、広く活用されてきましたが、他方、ヘミセルロースは、工場のボイラーで燃料として燃やされるだけでした。王子ファーマは、ヘミセルロースの可能性に着目し、未来へ向けた医薬品開発を進めています。

50% Cellulose Lignin etc. 25% Hemicellulose Wood
Wood Wood
Hemicellulose

動物原料から植物原料へ

医薬品に用いられるヘパリンは、ブタやウシなどの家畜から作られて
いますが、王子ファーマが開発する医薬品では、植物原料に由来する
「硫酸化ヘミセルロース」を使用します。硫酸化ヘミセルロースとは、
ヘパリン同様、硫酸化多糖に属する化合物。動物原料のヘパリンとは
異なり、植物原料であるヘミセルロースの精製・半合成によって、
硫酸化ヘミセルロースが製造できるようになりました。

硫酸化ヘミセルロースの
作り分け

王子ファーマ独自の製造方法により、「硫酸化ヘミセルロースの作り分け」に成功し、さまざまなバリエーションが生まれました。それぞれの特長や用途に対し、開発目標が設定されています。

硫酸化ヘミセルロースの
未来像

硫酸化ヘミセルロースには、血液凝固阻止作用や抗炎症作用、保湿作用があることがわかっています。これらの特長を最大限に活かせる開発目標を掲げ、ウマやイヌなどの動物用医薬品は5年以内、人体用医薬品は10年以内の製品化をめざしています。また、化粧品や食品への応用・開発・販売も計画しています。

産学共同での
検証実験もスタート

多方面にわたる研究・開発の一環として、北海道大学との共同研究も進行中です。
大学院獣医学研究院・獣医学部の奥村正裕教授は、動物関節疾患の第一人者。
奥村教授の研究チームとともに、ウマ関節炎に対する硫酸化ヘミセルロースの
薬効検証実験をおこなっています。